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2025/07/27()

初めて&初心者の方向け

総社店

【総社店】なんでヘルメットが必要なの?ヘルメットに関する素朴な疑問を解決します!! 岡山・倉敷でロードバイク始めるなら WAVE BIKES 総社店

被らないはなしです

こんにちは、玉ちゃんです

 

皆様は自転車に乗られる際にヘルメットを被られてますでしょうか?

当然ですよね?

 

と、言いたいところですが現実そうでもございません。

令和5年4月1日より改正道路交通法の施工により自転車に乗車する際はヘルメットを着用する”努力”をすることが義務付けられました。

ただ、義務ではなく努力義務ですのではっきり言えばあまり効力はありません。

被らなくても法律違反ではありませんからね。

現に令和6年7月に行われた「自転車乗車用ヘルメット着用率調査」では全国平均は約17.0%と目を背けたくなる結果でした。

ちなみに、岡山県の同調査でのヘルメット着用率は11.5%で香川県は更にひどい8.5%という結果です。

呆れて言葉も出ませんね。

参考までに香川県のお隣である愛媛県を見ると69.3%(調査地点によってはなんと87.1%)もあります。

これは全国でも異例の高さですが、僕からすれば全国平均がこれでも少ないくらいです。

 

このような結果になるのは教育機関や警察、政治家などの怠慢で片付けたいところです。

ですが、我々のように自転車を販売しているショップにも大きな責任があると思います。

ですので、今回は初心者の方へはヘルメットの重要性について、今すでに乗られている方には間違ったヘルメットについての誤った認識や疑問をQ&A方式で解説していきたいと思います。

初心者に向けてのQ&A

Q:ヘルメットはなんのために被るの?

A:事故の際に死亡や大怪我を予防するためです。

ヘルメットを正しく着用することで万が一の事故の際に頭部を強く打ち付け死亡ないし重症を負う可能性を引き下げることができます。

警察庁の調査では自転車乗車中の事故のうち頭部の外傷が原因で亡くなった方の割合は約5割だそうです。

更に、同記事によればヘルメットを着用していない場合は着用している場合と比べると死亡率は約1.7倍も高くなるようです。

なので、自身の命や家族の命、生活を守るためにはヘルメットの着用は欠かせません。

Q.ヘルメットの値段が高いから買うのが勿体ない。買わなくてもいいよね?

A.命よりは遥かに安いです。

このQ&Aに関しては少し強い言葉を使用します。

それくらい大事なことと思って聞いて下さい。

僕は、数千円で死亡することや怪我を負うことから守ってくれるのであれば安いものだと思います。

実際そう思っているのでヘルメットは当然被ってますし、ちゃんと期限が来たら捨てて新しいものと交換をしています。

それに、ヘルメットは自分自身だけではなく家族など身の回りの大事な人の人生を守る意味もあります。

後遺症が残るような怪我を負ってしまえばそれを介護する家族にも多大な迷惑がかかりますし、死んでしまえば残された家族が悲しむだけでなく生活が困窮する可能性だってあります。

また、自分が原因で善良なドライバーがあなたを轢いて殺害してしまった場合は?

あなたのせいでその人は職を失うでしょうし、人を跳ねてしまった罪悪感を背負って生きていくことになるでしょう。

さらに言えばその人にも大事な家族がいるでしょう。

あなたがヘルメットを被っていればそういった不幸な他人を生み出さずに済むわけです。

ちなみに、自転車側の法令義務違反による死亡ないし重症事故件数は令和4年の調査では約3/4だそうですよ。

もし、ご自身の命や家族の生活のためにたかだか数千円が払えないほど勿体ないのであればそもそも自転車には乗らないことをおすすめします。

そちらのほうが節約できますよ。

 

あなたに想像力と道徳心があれば僕の言っていることは理解できると思います。

Q.自分は法令違反しないからヘルメットしなくても大丈夫?

A.法令違反者よりは確率は低いかもしれませんが事故は常に理不尽なものです。

我々もライドの際には細心の注意を払っていますがそれでも危ない目に合うことはあります。

左右確認を行わない車、飛び出してくる子どもや学生などなど。

そういったものは正直いくら気をつけていようが限界があります。

更に、自転車はお世辞にもバランスの良い乗り物ではありません。

ですので、単に曲がり角で転けますし、パンクしても転けます。

不意の段差で転けることだってあります。

つまり、法律を遵守していいても、他人が絡んでこなくても転倒のリスクはあります。

なので、やはりセーフティーとしては必需品です。

Q.ゆっくり走ったらヘルメットは要らない?

A.ゆっくりなスピードでも危険です。

自転車の中でもスピードの出にくいシティサイクル(いわゆるママチャリ)や小径車、クロスバイクの購入を検討される方からいただくことの多い質問ですね。

回答にもあるようにスピードによらず自転車での転倒は頭部に多大な損傷を与えることは少なくありません。

2016年に日本自転車連盟(JAF)が自転車の単独転倒した際のヘルメットの有用性を検証した実験では、ヘルメットをしていない場合は時速20kmほどの低速の走行であっても死亡する可能性が高いことが実証されています。

逆にヘルメットをしていると、同じ条件で転倒した際に死亡する可能性が低くなることも実証されています。

要らない補足だとは思いますが時速20km以下で走れば要らないわけではありません。

一般的な自転車のスピードが時速20kmなのでそれで実験を行ったというわけで、それ以下のスピードで走ればヘルメットがなくても大丈夫なことを示した実験ではありません。

実験では頭部損傷基準値(HIC)はヘルメットなしでは888でしたが、死亡する可能性が高まるHICは700~2500とのことなので時速20km以下であったとしてもHICが700を超えることも十分考えうると思います。

 

もちろん、ロードバイクは少し踏んだだけで時速20kmは簡単に出てしまいますので絶対に被りましょう。

Q:かっこいいヘルメットないの?

A:いっぱいありますよ!

 みなさんがヘルメットをしない理由の一つが”ダサい”からというのが多いかと思います。

見た目の良し悪しで安全性を捨てるのはもったいない気もしますが どうせ被るのならかっこいいものがいいですよね!

例えばこちらのCANVAS-SPORTSは6820円(税込)と手頃な価格ながら街中でも違和感なく溶け込むデザインが魅力なモデルです。

また色も8種類ありますので自転車のお色やご自身の好きなカラーから選んでいただきやすくなってます。

 

あとは値段は上がってしまいますがスポーツ向けのモデルなどはデザイン性や機能性も高いのでおすすめです。

こちらは、イタリアのメーカーであるLimarから発売されているAIR STRATOSです。

価格は14,300円(税込)と先程のものと比べると少しお高くなっています。

みなさんがスポーツバイク用ヘルメットに抱いているようないかにも速く走らなきゃいけないような強迫観念に駆られるデザインでもないので非常に使用しやすいと思います。

Q:高いものの方が安全ですか?

A:そうでもありません。

ネット販売を除き正規のお店で販売しているヘルメットは値段によらず正しい使い方をすれば安全性はどれも担保されています。

そのうえで、更なる安全性を持ったヘルメットは存在します。

例えばMipsと呼ばれる脳挫傷だけでなく脳震盪のダメージを防ぐシステムが搭載されたヘルメットですと通常モデルよりも高くなる傾向があります。

【写真の内側の黄色いパーツがMips。TREKのSolsticeは通常品が8,900円でMips搭載品が12,900円と値段が異なる】

ただ、4万円を超えるような高級ヘルメットだとしてもMipsやそれに準ずるような安全装置がついているとは限りません。

基本的に高いものはデザイン性や機能性(軽さや細かいフィッティング等)、材質で値段が上がっています。

Q.後悔しにくいヘルメットの選び方を教えて欲しい

A.選ぶ際には必ずかぶり心地を確かめてから買うことをおすすめします。

ヘルメットを選ぶ際に皆さんが目が行きがちなのはお値段とデザインでしょう。

もちろんそれも大事です。

ですが、ヘルメットで最も大事なのは頭にフィットするかどうかです。

安いないしはデザインがカッコイイものを買ったはいいものの被ってみたら頭が痛くなり結局被らなくなるという人が割と多いようです。

ヘルメットの中にはヨーロッパ人向けに作られたモデルもあり、日本人には横幅が狭いことがあります。

また、Asian Fitと謳われているモデルに関しても決してJapanese Fitというわけではないので合わないことがあります。

なので、試着が可能なお店で必ず試着をしてから買うことをおすすめします。

被って問題のなかったものの中から値段やデザインでご自身の気に入ったものを購入しましょう!

すでに乗られてる方に向けてのQ&A

すでに自転車に乗られている方も知らないと実は危ないヘルメットの扱いがあります。

被るだけじゃ駄目なんですよー

Q.ヘルメットの買い替え時は?

A.強い衝撃が加わったときか3年使ったら買い替え時です。

たまにお見かけするのですが、ヘルメットに陥没や大きなキズがあるのに使っている人がいます。

おそらくは落車(自転車に乗ったままコケること)をしてぶつけたのか、もしくは、手を滑らして硬いものにぶつけたのか。

いずれにせよ、ヘルメットに強い衝撃が加わっているのは間違いないでしょう。

そうなると、万が一の際にヘルメットとしては正常な”割れ方”をしなくなります。

ヘルメットは強い衝撃が加わった際に、その力を分散させるためにわざと割れるような設計になっています。

ですがそれは、ヘルメットに劣化や変形がない場合の話です。

一度強い衝撃を受けたヘルメットは正常な割れ方をしなくなります。

また、先程「劣化」と申し上げましたがヘルメットは大事に使っていても経年劣化を起こします。

紫外線などの外敵要素によりヘルメットは劣化していきますので3年以上使っている方はヘルメットは被ってるだけ多少はマシ・・・かも?程度の効果ですので買い替えましょう。

Q.ヘルメットは洗っても大丈夫?

A.基本的には大丈夫です。

夏場などは汗をかくと思いますのでヘルメットの匂いや衛生が気になりますよね。

大抵のヘルメットは内側のインナーパッドが外せるようになっていますので外して手洗いすることもできますしヘルメット本体や顎紐などは直接水をかけて洗うことも可能です。

また、ヘルメットやシューズなどに使える洗剤もあります。

ただ一つ気をつけなければならないのは直接日の当たる場所に干さない用にしましょう。

先程も申し上げましたがヘルメットは紫外線で劣化しますので風通しの良い場所で陰干しをして乾かしましょう。

Q.ヘルメットの正しい被り方を教えて!

A.もちろんです

ヘルメットはただかぶればいいというものではありません。

正しい被り方をしていなければ安全装置としては不十分なものになってしまいます。

まず初めにこれが正しくない被り方です。

どこが駄目なのか一つずつご紹介しますね。

まずはヘルメットの被る位置です。

ヘルメットを被る際は写真のようにおでこがしっかりと隠れるように被りましょう。

駄目な被り方のようにおでこが大きく出た被り方ですと頭を打ち付けた際に脱げることもありますしおでこ自体を強く打ってしまう可能性があります。

目安としては眉毛の上ぐらいにヘルメットの縁が来るように被りましょう。

耳の横の紐の位置も強く打った際にヘルメットが外れないようにするために大事です。

駄目な状態としては紐の交差する点が耳に被っていたり、耳から離れすぎていたりしては駄目です。

正しい位置は写真のように紐の交差する点が耳よりややしたの位置に来るのがベストです。

紐の交差する点を耳ギリギリにしてしまうと紐が耳に擦れてしまい怪我をしてしまうので注意しましょう。

顎紐の長さも大事です。

こちらも先ほどと同じ様に衝撃が加わった際に脱げないようにするセーフティの役割があります。

ですので、顎紐が長すぎては意味がありません。

ただ、顎にピッタリとさせすぎるとライド中に苦しくなりますし、皮膚の弱い方は汗疹の原因にもなってしまいます。

なので、写真のように顎から少し余裕を持たせた長さにしましょう。

目安としては指を縦に2本分ほどの余裕をもたせるか、上を向いたときに首が閉まらない程度の長さがベターです。

Q.ヘルメットを被ると変な格好に見えるけどどういうのを選べばいい?

A.被ることのできる中で一番小さいサイズを選ぶと良いですよ。

みなさんがヘルメットを買う際に気にされる部分ですね。

正直、何をかぶろうがキノコになります。

日本人は頭の横幅が広いのであまりスタイリッシュにはならないことが多いです。

もちろん、メーカーによってヘルメットサイドのボリュームが異なりますのでキノコに見えにくいモデルを選ぶことがオススメです。

それに付け加えると、サイズに種類がある場合は被ることのできる範囲で小さいものを選べばシルエットが小さくなりますので違和感が出にくいです。

注意点としてはヘルメットの下にサイクルキャップやビーニーを被る方はそれらを被ったうえで被ることができるかを確認することでしょうか。

あとは、ヘルメットといっしょに自転車用のアイウェアや普通のサングラスをかけることで格好がつくようになりますのでお試しあれ!

まとめ

いかがだったでしょうか。

ヘルメットのご案内をさせていただくと多くの方が「自分は大丈夫」とか子供さんの分であっても「(お金が)勿体ないから」と断られることが多いです。

それはもうびっくりすることに。

ですが、この記事を読んでいただいた方はヘルメットの重要性が理解していただけたと信じております。

高いものでなくても我々は全然構いませんので自転車とヘルメットはセットで買わなきゃいけないものだと思っていただければと思います。

 

ヘルメットのことで気になることがあればぜひお気軽にご相談ください。

 

 

ではまた!

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