2025/07/11(金)
メンテナンス総社店
【総社店】SRAMなら電動化も簡単ですよ!!岡山・倉敷でロードバイク始めるなら WAVE BIKES 総社店
機械式は正直・・・
こんにちは、玉ちゃんです
先日、今年からシクロクロスに参加したいお客様からご相談がありこちらの自転車をご納品させていただきました。
GIANT TCX ADVANCED PRO2
¥429,000
台湾ブランドGIANTのカーボンシクロクロスバイクですね。
ホビーレーサーから熱い支持を受ける名車ですねー
お値段もお手頃でよく走るフレームです。
ただこちら弱点があるんです・・・・・
それはコンポがSRAMのAPEXの機械式なことです・・・・
慣れの問題もあるのですが、SRAMの機械式のコンポは変速の操作がSHIMANOやCampagnoloと比較すると圧倒的に独特です。
また、SHIMANOに慣れてると変速の精度も・・・・・・・ねぇ
オフロードにおいては頑丈というメリットも存在しますが正直あらゆる面でSHIMANOと比べると正直SHIMANOに軍配が上がるでしょう。
オーナー様はSHIMANOのそれもDi2を普段使っておられたため2回ほど乗ったところでご相談に参られました。
そこで、今回はSRAMのメリットを最大に活かしつつ電動変速に換装していきたいと思います!
SRAMならではのカスタム
今回電動変速化にあたり交換するパーツは以下の2点のみ!!
SRAM Force AXE D1 Rear Derailleur XPLR
SRAM Rival AXS E1 HRD Shift/Brakeset
実はこのパーツチョイスですがSRAMならではです。
なぜならレバーとリアディレイラーの世代が違うからです。
今回、もともと組み付けられていたのはAPEXの12sモデルです。
これに対して、この前ローンチされたばかりのForce AXE XPLP E1は13sかつUDH対応フレームにしか取り付けができません。
TCXはUDHには対応していませんので残念ながら最新のE1コンポは使えません。
そこで、スプロケットを使い回せつつ通常のハンガーに対応しているForce AXE XPLP D2のリアディレイラーを採用しました。
ちなみにAPEXやRivalではなくあえてForceなのはOrbitフルードダンパーという機構を採用しており変速性能や静音性が高いためです。
変速性能でご相談をいただいたのでここはシビアに行きまっしょい!
さて、引き合いに出して申し訳ないのですがこれをSHIMANOでやろうとするとできません。
なぜなら先ほど申し上げた通りリアディレイラーとレバーの世代が違うためです。
簡単に言えば11速のリアディレイラーを12速のレバーを動かそうとしているのと同じことをしようとしているわけです。
SRAMの場合はフルワイヤレスなこともありこれらのMIXが可能です。
後でまた説明しますがD世代のレバーとブレーキよりもE世代のレバーとブレーキのほうが圧倒的に使いやすくブラッシュアップされています。
ちなみにSHIMANOも12sからはセミワイヤレスになっている上にXTR Di2とロードDi2レバーに互換性を持たせてますので今後は同じようなミックスができるようになっていくと思います。
ちなみに僕のUltegra Di2のレバーは壊れたら交換品がないので詰みです。
早く変えなきゃ・・・
では早速交換していきましょう!!
できたものがこちらです。
というわけで出来上がったものがこちらです。
わっかんね~~~~~
あえてわかりやすいポイントを上げるならワイヤレス化によってシフトケーブルが1本分なくなっているのはかろうじて分かるかもしれませんね。
では、各部比較しながら見ていきましょう。
まずはレバーです!
レバー部分がアルミボディからカーボン(多分ラミネート)に変わりましたね。
少しわかりにくいですがレバーの形状もブラケットを握り込んだ状態でレバーを引いた際に変速のスイッチが指に引っかかりにくいように空間を大きく取れるように湾曲しているのがわかります。
また、ブレーキレバーのピボット位置を高く変えることでより小さな力で大きな制動力を発揮できるようになっています。
このブレーキの掛け心地は軽くてよく効くのでオフロードにおいてはかなりの武器になります。
また、SRAMの機械式の変速は他のメーカーよりも正直やりにくいです。
言葉での説明が難しいですが、浅く押すとシフトアップで深く押し込むとシフトダウンします。
これは触らないと「?」が浮かぶと思いますがそんなもんなんです。
これと比べたらSHIMANOとCampagnoloがいかに賢いかがよくわかります。
電動化しますと通常の状態なら右を押せばシフトアップ、左を押すとシフトダウンします。
フロントの変速?
左右同時押しですよ笑
僕は正直気になりませんし、フルフィンガーのグローブではむしろ操作ミスが減るので好きです。
人によっては同時押し変速嫌でしょうけど・・・そんなに押さないから・・・・
今回はフロントシングルなので関係ないですが笑
ブラケットの形状もエルゴノミックに変化しています。
特に前世代のブラケット形状は大きくかつ角ばっており非常に持ちにくかったですがそれが解消されています。
ブラケットの表面にはTREKのRSLシューズに採用されているMENNETのようなパターンが施されていてかっこいいですね笑
Force以上のグレードにはボーナススイッチと言うボタンがありますがオーナー様と相談してここは予算を抑える方向にしました。
ブレーキキャリパーはグレードが違うのもありますがかなり肉抜きをされており軽量化されていそうですね。
見た目もスッキリしつつもSRAMらしい無骨さがかっこいいです。
ちなみにメカニック視点からするとSRAMのAPEX(というかエントリーグレード)はエア抜きやオイル交換がめちゃくちゃしにくい構造であまり気乗りしないのですが、このRivalのキャリパーはまだやりやすいので助かります。
これで、ミネラルオイルならなー
こちらは全く別物ですね。
以前もご紹介しましたがSRAMはフルワイヤレスなのでバッテリーが外付けになっています。
なので、充電をするときは一々バイクを電源の近くに持っていかなくても充電が可能ですし、サドルバックに予備のバッテリーを忍ばせておくことも可能です。
上でも少し振れましたが、今回Forceグレードにしたのは変速性能がForce以上か以下でかなり変わるからですね。
担当営業さんにRivalとForceって変わんないっすよね?と言ったら諭されるよに仕組みを教えてもらえました。
ついでにフェンダーも取り付けました!
もともと同じASS SEVERのサドル下に取り付けるものを使っておられましたがサドルバックを使いたいとのことでこちらのWinWingのグラベル用に落ち着きました。
取り付けもこのようにバンドで締めているだけなので道具を使わずとも簡単に着脱や位置の微調整ができます。
おすすめの商品ですよ!!
今回は、スプロケットやクランクを使いまわし、かつ、フロントシングルの電動化でしたのでForceミックスでも総額約20万円ほどでご用意する事ができました。
当然、一式すべてを変えるともっとご予算がかかりますがうまく互換性などを工夫することで予算を抑えられましたので良かったです!!
また、組み替える側としてもSRAMは余計な配線が一切なく基本ポン付けで組めるので非常に簡単でした。
多分、組み換えに1時間かかってないはずです。
みなさんもSRAM使ってみませんか??
ではまた!
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