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2024/12/26(木)

メンテナンス

丸亀店

【丸亀店】GRXにカスタマイズしてクロスバイクを遊び倒そう!! 高松・丸亀でロードバイク始めるならTREKコンセプトストア WAVE BIKES 丸亀店

WAVE BIKESはヒアリングを大切にしております

こんにちは、玉ちゃんです。

 

皆さんは今の愛車に何年乗っていますか?

僕も前は1年か2年に一回なんやかんや新しい自転車に乗り換えをしておりました。

しかし、独身とはいえしがないサラリーマンの身。

ここ最近は、新たな自転車を購入していません。

気がつけば全部型落ち品ばかりです。

 

ですが、本来はそれが当たり前というものです。

自転車自体は消耗品の交換や点検を欠かさず行っていればずっと乗り続けれれるようにできていますからね!

 

さて今回は、そんな大事に乗られている自転車に新しい息吹を吹き込んだカスタマイズをご紹介させていただきます。

今回カスタマイズしたのはこちらの7.4FXです。

モデルイヤー的には2016年なので約10年近く前のモデルです。

 

当初はオーナー様はそろそろ新しいFXに乗り換えを検討されていました。

しかし、自転車の状態やオーナー様のこのFXについての気持ちを聞いているとまだまだこのFXは走れますしオーナー様も走りたそうでした。

ですので、あえて無理をして新車を買うのではなくオーバーホールをして自転車を最大限リフレッシュすることをご提案させていただきました。

WAVE BIKESではなるべくこのようにヒアリングを元に新車や修理などをご提案させていただいております。

 

さて、とは言ってもオーバーホールするというのは面白くありませんよね?

ですので、今回はこのFXをGRXに換装し現代的なカスタマイズを施してみました!

現状チェック

では、改めて現在の状態を確認していきましょう!

遠目なのでわかりにくいですがフレームの状態は非常に良好です。

多少のタッチアップの跡や傷がありますがとても10年選手とは思えません。

コンポはSHIMANOのDEOREがついています。

7.4FXは今でいうとFX3に当たるグレードですが当時はまだフロントトリプルの時代ですね。

レバーはブレーキとシフターが一体となったタイプです。

どちらかでも壊れてしまえば強制的にセットで交換せざる終えない一蓮托生タイプです。

 

と、フレーム、機材ともに状態は良好ですが機材のセッティングに時代を感じますね!

組み替えていきます

まずは組み替えるにあたって自転車をバラバラに分解します。

ついでに普段手の届かないところもきれいに掃除していきます。

 

元々のついているDEOREはクランクが3ピースになっています。

スクエアテーパーと呼ばれる軸とベアリングが一体となったBBの左右にクランクアームが付く構造です。

こちらのスクエアテーパーは比較的に安価なパーツで採用される規格ですが今回組み替えるGRXには適合しません。

ですので、古いBBは外し、上の写真のようなホローテックⅡという規格に対応したBBが付きます。

この規格は、軽量性や回転性能、剛性、耐久性に優れた規格です。

クランクを差し込むとこんな感じになります。

GRXは見てわかりやすいですがクランクの軸が中空になってみます。

これが軽量性に寄与するようです。

ホイールに取り付けられているスプロケットも交換します。

この辺のパーツには細かく互換性が決められており今回のカスタマイズはほとんど全てにおいて互換性がありませんのですべて交換していきます。

それにしても、大きさの違いがすごいですね。

できたものがこちらです

さて、完成したものがこちらです。

引きの画像ではわかりにくいので交換箇所をクローズアップして比較していきましょう。

まずはクランクですね!

見て分かる通りかなりスッキリしました。

それもチェーンリングがトリプル仕様から今流行りのフロントシングル(1x:ワンバイ)仕様になったおかげです。

ちなみにフロントシングルのメリットは以下のとおりです。

・チェーン落ちが比較的に少ない

・変速の操作が楽(変速操作が右手だけで完結し、チェーンラインのたすき掛けなどを気にしなくても良い)

・全体的に見た目がスッキリする

・消耗品が少ない

・軽量化、エアロ化

後ろ側はこんな感じです。

リアディレイラー自体の変化はそれほどありませんがスプロケットの大きさがぜんぜん違うのがわかります。

フロントシングルの場合は幅広いギア比をカバーするためにフロントのチェーンリングが小径になり、リアのスプロケットが巨大化します。

蛇足ですがロードバイクも近年はリアのスプロケットは拡大傾向にあります。

12速化することで11-30Tや11-28Tのように詰まったギア比でなくても変速性能が低下しにくいので、プロでもフロント54-40Tのリア11-34Tなどのワイド化が進んでいます。

ハンドル周りはこのようになっています。

シフターとブレーキレバーがワンピース構造から別体式に変わりました。

そして、フロントシフター(左側のレバー)がなくなったので配線が1本減りましたのでスッキリしましたね!

ちなみに、GRXは11速の規格も12速の規格もディスクブレーキの規格のみです。

なので、本来はいわゆるリムブレーキとは互換性がありません。

ですが今回は、リムブレーキはおろかVブレーキのクロスバイクに取り付けができました。

なぜこのようなことができるかといえばこれのおかげです。

GRXはディスクブレーキモデルのロードバイク(もっと厳密に言えばグラベルロードやシクロクロス)向けのコンポーネントです。

そして、ロードバイクの場合はブレーキレバーとシフターが一体となったSTIレバーが使われます。

そのため、リムブレーキモデルのロードバイクのフレームにGRXのコンポは付きません(抜け道はあるかもしれませんが・・・)。

ディスクブレーキとリムブレーキには基本的には互換性がありませんからね。

(※リムブレーキのコンポーネントをディスクブレーキモデルのフレームに付けることはできる場合があります)

ですが、クロスバイクやMTBの場合は基本的にブレーキレバーとシフターは別々なことが多いです。

ですので、今回のようにGRXに互換性のあるフラットバー用のシフターを用意してあげればGRXを組み付ける事ができるわけです。

 

それにしても、このシフターのレバー色が綺麗ですね。

まとめ

自転車は意外と規格が多いです。

例えば、ブレーキもディスクブレーキ、キャリパーブレーキ、Vブレーキ、カンチブレーキなど。

それらの様々な規格に対して互換性があるかないかや、フレーム等に適合しているか、サードパーティーを使った互換性の橋渡しする方法がないかなどカスタマイズするにはかなりの知識量と工夫が問われます。

それを考えるのは結構楽しいものです。

今回は前例があるカスタマイズにVブレーキという要素が加わっただけなので比較的に簡単な問題でしたが笑

 

ちなみに、クロスバイクのフロントシングル化だけであればCUSEというグレードのコンポーネントを利用すれば比較的に安価で同じようなカスタマイズができます。

 

もし、こんな感じにカスタマイズできるのかな・・・・と気になっていることがありましたらお近くの店舗でご相談ください!

 

ではまた!

 

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