2024/06/12(水)
イベント&練習会丸亀店
【丸亀店】みなさんも出てみませんか?富士ヒル参加レポート!!!!
今年も行ってまいりました
こんにちは、玉ちゃんです
つい先日になりますが、山梨県で行われる国内最大級のヒルクライムイベントの「富士の国やまなし Mt.富士ヒルクライム」(以下:富士ヒル)に今年も参加してまいりましたのでその模様やポイントなどをお伝えいたします!
どちらかといえば今後参加したい方向けの内容です。
富士ヒルとは?
知っている方は読み飛ばしてもらって構いません。
まずは富士ヒルとはなんぞやというところを簡単にご説明します!
富士ヒルとは公式名称からもなんとなく察せられるかと思いますが、山梨県の富士吉田市にある富士スバルラインという有料道路を利用した国内最大級のヒルクライムイベントです。
流石に富士山頂まで上がるわけではなく5合目にある駐車場までのコースとなっています。
とはいえ、距離は約24kmで獲得標高はおよそ1,200mと開催規模だけでなく単体のヒルクライムとしても国内有数のレイアウトを誇っています。
そう聞くとなんだか間口の狭いようなイベントに聞こえてしまいますが、そんなこともありません。
実際に過去の大会を振り返ってみても、完走率は98%もあるそうです。
参加者が8,000人だったと思いますので、リタイヤする人は200名もいないようですね。
この高い完走率を実現する理由としましては、「平均勾配」と「最大勾配」、「休憩所の数」です。
・平均勾配と最大勾配
富士ヒルの平均勾配はおよそ5.2%とされております。
流石にそこまでは緩斜面じゃないように思いますが、7、8%もないのは事実です。
岡山で近いような勾配で行きますと神道山、香川で言えば五色台の白峯寺ルートが近いかと思います。
更に最大斜度は7.8%と言われています。
こちらも平均勾配と同じように少し低く見積もっている印象がありますが10%以上はないのは間違いありません。
なので、コースレイアウト自体は他のイベントと比べると低いと言えます。
・休憩所の数
富士ヒルではトイレなど休憩できる場所が4箇所もあります。
ですので、別に足をつかずに完走を目指さない限りは途中で止まっての休憩は大丈夫です。
少し脱線しますが、パンク等のメカトラや体調の急変、またどうしても休憩を取りたい場合は必ず大きな声で周りにわかるように合図をしましょう。
急にブレーキを掛けて止まる行為は下りだけでなく登りでも非常にリスクの高い行為です。
ですので、恥ずかしいからと言って自分勝手に急に止まるのはやめましょう。
もちろん、なんの練習もせずに大会に参加するのは無鉄砲ですが60~80kmくらいのライドができる方であれば十分完走は目指せるかと思います。
また、完走タイムに応じてフィニッシャーリングが手に入るのでいい思い出になりますよ!
今年は女性は、フィニッシャーリングとは別にパープルリングがあったようですね
男にはぜひレッドリングお願いします!!
土曜日:移動
今年も、去年と同じように土曜日~月曜日までの2泊3日の旅程で行動をしました。
個人的なおすすめをいうと金曜日~日曜日の移動のほうが色々便利です。
そのほうが、土曜日にエキスポや試走をしっかりとできるので富士ヒルを満喫できますし2日連チャンで早起きをせず済みますからね。
ただ、人によっては富士ヒルが終わってそのまま帰宅ですと、疲れ果ててしまい事故の元にもなりかねませんのでこのようなスケジュールとなっております。
岡山・香川からですと休憩も含めて約10時間をみていただければ移動は可能です。
上の写真では徳島経由ですが、今回は瀬戸大橋経由で移動しました。
運転は一人でもできないことはないですが体力はかなり消耗しますし交代要員も含めて2名以上の移動をおすすめします。
昼過ぎには現地で受付をしたかったので香川組は4時過ぎに丸亀店を出発しました。
途中で何回か細かい休憩を挟みつつ、11時にはお昼休憩である駿河湾沼津サービスエリアに到着しました。
ここからは国内でも有数の湾である駿河湾を一望することができます!
駿河湾は、なんと最大震度が2,500mにも達する日本で一番深い湾です。
まぁそんなことはさておき去年もいただきましたがこちらで海鮮を頂きながらひと休憩。
また、なにやら展望台もあるようなのでそちらにも遊びに行きました。
(さっきとそんなに変わらなくない?)
あとは、なぜか鐘もあったので同乗していたお客様は景気よく鳴らしておりました笑
さて、ここから会場までは1時間ほどで到着します。
あとちょっと!
受付
えーと、いつものことといえばいつものことですが結構写真を撮り忘れているので文字多めでお伝えします笑
いや撮る気はあったんですけどね今年のお客さん(特に香川)は自由すぎてバタバタしているうちに撮影を忘れてました。
つまるとこ僕は悪くない!!!
同行していたスタッフ草井が写真を撮ってたので容赦なく拝借しよ
さて、受付に行く際は富士急ハイランドの駐車場もしくは富士山パークの駐車場に駐車し自走、もしくは、シャトルバスで会場まで移動することができます。
会場には、受付以外にもEXPOと呼ばれるブースが設けられています。
会場では写真のようにいろいろなメーカーが様々なブースを出しています。
そこでは、気になっていたアイテムを実際に手に持ったり体験したりすることができます。
また、ブースによってはかなり割引価格で販売をしているところもあります。
僕らもそんなお祭り気分を堪能したいところですがぐっとこらえて先に受付に
なんだかんだ13時過ぎにはついている予定だったのに14時過ぎについたので予定が押し気味です!
玉「じゃあ、受付行きましょうか!」
そう言ってとクルッと振り返るとそこにはさっきまでいたはずのお客さんは二人しかいない!?
幼稚園の遠足じゃないんですからね???お手々つなぎましょか????
探す時間もアホらしいので受付に来てくれると信じつつ受付会場まで向かいます。
その間に、合流するために草井に電話を・・・・電話を・・・・・
出ない!!!!!!!!!
どうしてだよッ!!こんなのっておかしいじゃないかッ!!だって僕はもうすぐ着くって連絡したんだよ!!!いつでも連絡出れるようにしてなきゃおかしいじゃないか!!!(cv碇シンジ)
いっつもこうだよ・・・
その後なんとか、無事に前日受付を済ませました笑
ちなみに前日受付では、手荷物を預けられますので忘れずに用意しておきましょう!
下山する際には防寒具が必要ですので、事前にそういったものをまとめておき会場に持っていきましょう。
会場ではナップサックを渡されますので、その中に預けるものを入れます。
ちなみにこのナップサックで下山しようとするとめちゃくちゃずり落ちてきて邪魔なので10Lほどのバックパックに用意しておくのがおすすめです。
ちなみに我々は手荷物預かりの申請忘れや、事前の荷物のパッキングし忘れなど初めて参加される方がかなり今年はバタついてました。
あとの注意点としては、一緒に当日に使うゼッケンや計測チップを渡されるのですが間違っても手荷物に入れて預けないようにしましょう。
本番
富士ヒルは、エントリー時に出走するブロックを自分で決めることができます。
上の記録を狙うのであれば、一般の最速スタートである第3スタートがオススメです。
後ろの出走ですと道に人が溢れており追い抜くときに手間がかかります。
また、後ろのスタートにはあまりシルバーやブロンズを狙う人は少ないのでローテーションありきで記録を狙う人は足が合う人がなかなか見つからないと思います。
僕は運良く第3スタートを確保できましたので朝6時半ごろに会場入りしました。
既にスタート前の会場には参加者がひしめき合っておりスタートを今か今かと待っていました。
スタート地点は写真のように霧が濃くかかっており天気が心配でしたが道中は標高が上がるにつれて晴れていきましたので雨に振られることはありませんでした!
スタートしてから500mほどはパレードランと言って計測は行われません。
この間に、体を温めたり緊張を解したりしましょう!
計測開始地点は料金所の少し手前で看板が立っていますので、そこからは自分との戦いが始まります!
山頂は、晴れており富士山に笠雲が綺麗にかかっておりました。
さすがに標高が2,000mを超えているだけあって外界とは天候がまるで違いますね。
といっても、下のスタート地点の時点で標高1,000mありますが笑
気温は晴れていても一桁です。
ちゃんとはみていませんがアナウンスによると僕がいた8時から10時くらいまでは6℃程度だったそうです。
もちろん、防寒具はしっかりと持っていたので寒くないと言いたいところですが
下に履くロングタイツをいらないだろうと準備していなかったので割と寒かったです笑
上では皆様が思いもひとしお記念撮影を楽しんでいますのでもし声をかけられたら快く撮影協力をしてあげてください!
持ちつ持たれつです笑
にしても、クライマーなのか疑わしいくらいの筋肉になってますね笑
下山はお気をつけて
はっきりと強い言葉でここだけは書かせてください。
富士ヒルの下山はめちゃくちゃです
理由は以下のとおりです。
・練習不足
・メンテ不足
・マナー不足
「練習不足」
ここで言う練習不足は速さのことではありません。
まっすぐなラインを保ったままダウンヒルができるかどうかです。
富士ヒルの下りは24kmと非常に長いのでどうしても、車間距離が詰まってしまう場面があります。
この際に、いきなりフラフラと斜行をすると接触のリスクが高まります。
なので、できる範囲で構いませんのでコーナリングやまっすぐ走る練習をしていきましょう。
「メンテ不足」
皆様イベント参加前に自転車の整備をプロショップに依頼しましたでしょうか?
ご自身ではなくプロにです。
イベントの参加者の自転車を拝見するとお世辞にもメンテナンスを十分に行っていなさそうな自転車がよく見受けられます(特にリムブレーキ)。
イベントに参加する前にしっかりとメンテナンスを行うことはほぼ必須です。
もし、今回ノーメンテでいかれた方は次回以降は必ず買ったショップや最寄りのショップに安全点検を行ってから参加するようにお願いします。
「マナー不足」
これはもう目に余るものがあります!!!!!!
正直言って最低のレベルです。
富士ヒルの運営もこれに関してははっきりと文章で注意喚起を行ったり下山のサポーターを募って運営していますが・・・・
なんと下山だけで20分近くある動画をわざわざ作成しています。
ですが実態としては
・声がけ皆無:誇張抜きで一人もいませんでした
・左からの追い抜き
が、当たり前のように横行しておりました。
これらの行為は、死亡事故にも繋がりかねません。
基本下りは追い抜かないが鉄則です。
フラフラと蛇行している方など後ろにいるほうが危ない場合は、必ず相手に聞こえる声量で「右から追い越します!!」と伝えてから抜くようにしましょう。
現に、今年の下りでは参加者が後ろから声もなく、かつ、参加者の間を縫うように下って行きました。
その行為は、バイクコントロールが上手なダウンヒルではなく「他人を顧みることのできない非常に身勝手な危険走行」です。
ちなみにその方は、何にもない直線で後輪がスリップしていたのでスキル的にも怪しい感じでした。
本当に危ないんですからね!!!!!
まとめ
草井は雨に降られたようですが、僕は3年連続で晴れの富士ヒルとなりました。
やはり草井と違って野菜が好きだからでしょうね。
富士ヒルの難易度に関しましては、天候によって大きく変わります。
快晴の富士ヒルであれば、初めて半年や1年未満であっても楽しく完走することができます。
ですが、雨が降ってしまうととたんに極寒になりますし、下山の難易度もかなり上がってしまいます。
ですので、メチャクチャなヒルクライムトレーニングは必要ありませんがある程度の体力や下りのスキルは身につけるようにしましょう。
あと、よく言われるのが「記録を狙ってなければ参加しちゃいけないのか?」という部分ですね。
いわゆるガチ勢問題ですね。
ちなみに僕の答えは「お祭りなので関係なく参加してほしい」です。
出てみると結構わかると思うのですが、富士ヒルは記録を狙って走っている人のほうが圧倒的に少ないです。
ブロンズを狙う方もどちらかといえば取れたらいいなぐらいで血眼になってリングを狙う人は全体の20~30%程度だと思います。
なので、そういった方は気にせずに参加をしてほしいです!
↑初参加の方々ですがやりきった笑顔が素敵ですね
記録を狙う人に一つ申し上げたいのがあまり大きな声で「絶対にシルバー獲る!!」とか「ブロンズ狙いましょう!!」みたいなことを言わないでほしいです。
そうすると、参加してみようか迷っている人がやっぱり富士ヒルって記録を狙えるような早い人しかだめなんだと萎縮してしまいます。
ですので、ご自身の目標はもちろん設定していただき周りの志が一緒の方と共有するのは構いませんが周りにプレッシャになるような言い方は避けていただけると助かります笑
最低限の練習さえすれば誰でも出れるのが富士ヒルですので初心者もエンジョイ勢もガチ勢も皆さんでイベントを今後も盛り上げていきましょう!
ではまた!
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