2023/12/07(木)
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【総社店】シマノのパワーメーターをつかって「フォースベクトル」を見てみよう。岡山・香川でスポーツバイクを始めるなら WAVE BIKES
12月になり朝は冷え込む日が増えてきて、やっと冬の感じがしてきました。寒い時期に乗り込むことで基礎力の向上にもつながります。寒いからといって籠りきりにならないよう気を付けたいところですね。岡本でございます。
そんな冬場に、トレーニングのモチベーションにつながるフォースベクトルについて本日はご紹介します。
フォースベクトルとは
まず見出しにもある「フォースベクトル」ですが、これは自身が回しているペダルにかかっている「力(フォース)」と「向き(ベクトル)」のことを指します。そして今回のテーマはこのフォースベクトルを「見てみよう」ということです。
従来のパワーメーターでは「力」とその力が「どこ」に加わっているかを分析することはできていました。サイクリングダイナミクスとか、パワーフェーズとか、PCOとか、、、、、いろいろな単語を耳にしたことがあろうかと思います。その説明は割愛しますが、いずれも「力」が「どこ」に加わっているのかを見えるようにしたものです。
今回ご紹介するフォースベクトルは「力」が「どの向きに」加わっているかに焦点を当てたものです。
ここで経験豊富な方は、以前もパイオニアのペダリングモニターでそれはできていなかった?とお思いになります。おっしゃる通りですが、残念なことにパイオニアはサイクル事業から撤退したため新たに手に入れることは出来ない状態が続いていました。
これが実際のサイクルコンピュータ(ガーミンEdge1040)の画面です。
真ん中の円が左右のペダルの回転を表しており、画面右方向が進行方向となるため、時計回りにペダルを回しているとご理解ください。
円から生えている赤と青の矢印があります。これらはペダルを回しているとき、どの向きに力が加わっているかを表します。見本(?)はほとんどの矢印が下向きで、まさに「踏んで」いる状態をよく表しています。
力の大きさは矢印の長さで表しているので、当然ながら右側の進行方向に強い力のかかっていることが分かります。
また青の矢印はペダルを回す方向に加わっている「正」の力、赤の矢印はペダルの回転を妨げる「負」の力を表しており、青の長い矢印、赤の短い矢印であればあるほどより効率のいいペダリングと言えます。(※サイコンによって色が異なります)
ご覧の様に進行方向後ろ側では赤い矢印が出ています。ここで青い矢印が上向きに出るといわゆる「引き足」と思われがちですが、人の体の構造からしてなかなか「引き足」で出力を得るような動きは出来ないので、実際はなるべく小さい下向きの赤い矢印となるようにペダルを回すというのが「引き足」の正体ということになります。
必要なもの
それではフォースベクトルを見るために必要なアイテムと設定手順を紹介してまいります。
・シマノのフォースベクトル対応クランク、R9200かR8100です。
・フォースベクトルを表示させるサイクルコンピュータ(※1)、ガーミンとワフーに対応モデルがあります。
・シマノE-TUBEプロジェクトアプリ(※2)
・ガーミンコネクトアプリ/ガーミンコネクトIQアプリ(※3、※4)
※1:スマホでの表示も可能ですが、あまり一般的ではないと思われますので本稿では割愛いたします。
※2:対応クランク付のバイクをお持ち込み、またはクランクの取付をご依頼いただければ、当店で設定できるため不要です。
※3:ガーミンのサイクルコンピュータをご使用の場合のみ。ワフーの対応サイクルコンピュータはフォースベクトルを表示させる機能が予め備わっています。
※4:ガーミンアカウント作成の必要があります。以降の説明はアカウントを作成されているとして進めます。
設定手順
まずは対応クランクの設定です。E-TUBEプロジェクトアプリと対応クランクをペアリングして、スマホで設定を行います。
先ほどの画面から進むと、ANTとBluetoothでどの情報をサイコンへ送信するかを選びます。画面はガーミンの場合です。
ガーミンの場合、ANTは「Force Vector」をBluetoothは「Cycling Power」を選びます。
ワフーの場合、ANTをForce Vectorに設定し、Bluetoothはオフにしておきましょう。
ワフーをご利用の場合はこの後、サイコンとクランクのペアリングを行うだけで、フォースベクトルを見ることが可能となります。
ガーミンは続けてサイコンの設定が必要
多くの方はこの先の手順も必要かと思います、ガーミンのサイコンをご利用の方はもう少し続きます。
まず、ガーミンコネクトIQアプリで「shimano force vector」と検索をかけて「force vector viewer」をスマホにインストールします。
これでクランクとサイコンの設定は終わりました。実際に走行してフォースベクトルを記録してみましょう。
そして走行後に記録をしたフォースベクトルを画面で確認するためにはもうひと手間が必要です。
まずはシマノコネクトラボのIDを作成してログインします。
続いて、走行データのインポート元をご使用のサイコンから選びます。
これでやっと記録したフォースベクトルを走行後にパソコンやスマホの画面で確認することができるようになりました。もちろん実走行だけではなく、インドアトレーナーで走ってもフォースベクトルの設定をしたサイコンで記録を取れば後で確認ができます。落車の心配がないトレーナーの上で効率のいいペダリングを練習してみることもいいかもしれません。
以上がシマノのパワーメーターでフォースベクトルを見る設定手順ですが、なかなか複雑でわかりにくい部分もあろうかと思います。不安な場合はお気軽にお問い合わせください。
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