2023/10/26(木)

イベント&練習会レポート

丸亀店

【丸亀店】寒霞渓4本コースレポート by 玉ちゃん

もはや何でもなくなった4本コース

こんにちは、玉ちゃんです

 

 

先日、WAVE BIKESの恒例イベントである4店舗合同小豆島ライドに行ってまいりました。

ありがたいことに、約70名ほどのお客様に参加していただくことができました。

ご参加いただいた方はありがとうございました!!

 

さて、このイベントはいくつかのコースに細分化しておりますので初心者から上級者までまんべんなく参加できるようになっています。

 

僕がどこに担当したかといいますと、小豆島の観光名所「寒霞渓」に上がる東西南北すべてのルートを走る通称「寒霞渓クロスファイヤー」です。

僕が、入社前からこの名前だったみたいですけど多分元ネタは、ジョジョの奇妙な冒険第3部で登場するスタンド使い「モハメド・アブドゥル」のスタンド「マジシャンズ・レッド」の技の名前「クロスファイヤーハリケーン」でしょう。

訳のわからん単語がいっぱい出てきて楽しいですね。

 

この4本コースは、完走できれば距離が約110kmで獲得標高が約3,200mになります。

最初に参加した際は、メンバーが少数先鋭過ぎたのもありますが割りときつかった記憶があります。

しかし、回を重ねるに連れどんどん自分の中では普通のライドになりつつあります。

ですが、一般的に見ればかなり勇気のいるチェレンジであると思います。

 

今度一人でどれだけ速く走れるかやってみようかな。

依頼は突然に舞い降りる

イベント前日の仕事中にLINEが入りました。

少し脚色してますが内容は概ね下のような感じです。

お客様で友人の女性からのLINEです。

 

ぼかしてはいますが、他のコースじゃわたしゃ満足せんぞ的なことが書いてありました笑

 

ただこの方なんと、2ヶ月前に元気なベイビーを出産されたばかりのお母さんなんですよね。

 

おそらくチャレンジするかどうか直前まで悩まれていたんでしょうね。

 

産後に体重が増えたことがどうにも嫌なようで、産後すぐにライドを再開していたんですが・・・

あるライドをきっかけにその火が更に強くなったようです笑

産後体重が増えるのは正直しょうがないんですが、このやる気は素晴らしい。

こんな人が増えたら、前職のときどんだけ楽だったか。

 

 

今回はスタッフが3名(+新人アルバイト1名)がいるので、僕はこのチャレンジをサポートすることにしました。

スタート

小豆島には、岡山からは新岡山港、香川からは高松港から直通便のフェリーが出ています。

小豆島にはいくつか港がありますが、どちらも島の西側にある土庄港に着岸します。

 

始発便で向かうので、空はまだ薄暗い中での出発です。

フェリー内には、自転車をそのまま載せることが可能なので輪行バッグなどは必要ありません。

ちなみ高松港⇔土庄港は、自転車往復で2,040円と比較的にリーズナブル価格で乗ることができます!

土庄港に集合するとこんな感じでバイクがずらりと・・・

総額はいったいいくらなんでしょうね?笑

 

ちなみ、土庄港からはそれぞれのコースに別れていきます。

帰りもそれぞれ別便なので、全員で集まるのはこれが最初で最後です笑

ですので、最初にやることは集合写真撮影ですね!

ちなみに今回はサイクルコンピューターやスマートローラーで有名な「Wahoo」とそれを国内で取り扱う代理店「インターテック」からそれぞれ1名参加をしていただきました!

参加者の一部には高性能サイクルコンピューターのBOLTやROMEを貸出してテストしていただきました!

丸亀店にもデモ機があるので、練習会のみ限定ですがBOLTの貸出が可能です!

 

撮影後は、それぞれのコースに分かれてブリーフィングと乗車前点検を行います。

4本コースはありがたいことに13名の参加でした!

何故か年々人気が増していきます笑

さて、ブリーフィングも終わり乗車前点検を行っていると、後ろから「ブシューーーーー!!!」と景気よくパンクの音が!!

誰や誰やと振り返ると・・・・

Wahooが参加するイベントにGarminのサイクルキャップを被って参加するスタッフ古財がパンクしていました。

神様は見ているものです笑

 

他スタッフは、ここぞとばかりに写真撮影といじりタイムに笑

なんで、井手さんが修理してんねん。

さて、いよいよ出発します!

まずは、西側のスカイラインに向かいます。

ラスボスは最初の街の隣にいる

さて、一本目は土庄港から一番近い西側のスカイラインを上がっていきます。

最初は土庄の市街を抜けるのでいつもの練習会通り声がけをしっかりしながら小集団に分かれて走ります。

この西側ですが、実は一番きついコースになっています。

というのも、まず登り口行くまでが結構な勾配があります。

よく小豆島観音のところで初めての方が、もう寒霞渓の登りが始まっているのか?と訪ねてきますが厳密にはまだ始まってません笑

 

スタートすると最初は程々の坂が続きます。

特につづら折りがありますが、そこの景色はかなり見応えがあります。

今回は、天気も良かったので気持ちよく走る事ができました。

ただ、ここを抜けると、銚子渓と呼ばれる場所に差し掛かります。

ここからが、寒霞渓が我々に牙を向き始めます。

ヒルクライマーからするとワクワクする看板ですが、一般のローディーからしたら絶望的な警告看板。

ここから15~18%ほどの坂が延々と続きます。

去年参加された方は「押したほうが速い」とバイクを降りていました笑

面白いもので、きつい坂でもカメラを向けてみるとみんな笑っています(最後の写真の方が一番自然なリアクションだとは思いますが)。

どうしようもないから笑ってるのか、嫌いと言いながらもやっぱり楽しいのかは定かではアリません。

 

艱難辛苦を乗り越えると、上りのゴールであるロープウェイ乗り場に到着です!

さて、では本日の主役をご紹介しましょう。

この方です。

わかりやすく「お嬢」とでも呼びましょうか。

ちなみに、このポーズは僕が共用したわけではなく彼女が好き好んでポージングしています。

 

この写真が100物語るように周りをめちゃくちゃ明るくしてくれる愉快な人物です。

 

まだ一本目とはいえこのテンションです笑

お嬢のサポート

さて、平坦と違ってヒルクライムはあまり体力的なサポートは難しいです。

というのも、通常なら人の後ろにつくと空気抵抗が減るので走るのが楽になります。

しかし、それはある程度速度が出ていることが前提の話です。

上りでは、速度があまり出ないので後ろについてもあまり恩恵は得られません。

 

では、何をするかというと「精神的なサポート」と「ペースメイク」です。

精神的なサポートというと大層な話に聞こえますが、やってることはただの会話です。

ただ、上りが好きでもない限り最後尾で一人ぽつんと走るのは精神的にかなりダメージが来ます。

もう降りてしまおうかな・・・と普通の人なら考えてしまうでしょう。

ですが、近くに一緒に走ってくれる人がいるとそういったネガティブな考えは幾分薄まります。

 

また、どうしてもヒルクライム中は一人で走るとペースが上がります。

そんな馬鹿なと思いますがそういうものなのです。

前を追いかけようとするからですね。

あと単純に体力的にきつくなると思考力が著しく低下するからってのもあるでしょう。

 

当然、ペースがオーバー気味になると体力の消耗はかなり激しくなってしまいます。

 

なので、僕のようにヒルクライムに余裕がある人が一定のペースで走ってくれると楽に走る事ができます。

今回でいうと、体重の約2倍のパワーで2~4本目はずっと登りました。

こうすることで、本数を重ねてもあまり披露具合は蓄積しません。

多分、もう少しペースを上げただけでこのバランスは簡単にひっくり返るでしょう。

 

また、補給も大事になってきます。

いくらダイエット目的で参加しているとはいえガス欠になっては完走は難しいです。

それは、彼女も承知の上なので2本目が終わっての補給にはしっかりと「ラーメン定食麺大盛り」を感触していました。

その小さな体のどこにそれが入っていくんや・・・

ちなみ、去年もお嬢は寒霞渓4本にチャレンジしましたが3本で途中止めとなってしまいました。

本人曰く「途中で食べたピラフが少なかったのが悪い」とのことでした笑

 

2本目に登る前に、めちゃくちゃでかいサドルバックをお嬢がつけていたので僕が預かったのですが外してびっくり「「めっちゃ重い!!!」」

1kgとかのレベルじゃなくずっしりとしていました。

一本目よくこれつけて登ったな・・・

 

中身を尋ねると、前回のハンガーノック対策でエナジージェルを大量に入れているとのこと。

だとしても重すぎんだろ・・・

三本目が終わって、補給をしっかりとしていましたが

まさかのガッツギア!!!!!

 

アミノバイタル(味の素のブランド)の商品とはいえ謎チョイス

本人曰くこれが安くて美味しいとのこと笑

 

めちゃくちゃ爆笑しながら食べてました。

 

4本目もぼちぼちと登って無事完走!!

 

 

本人も「私は伝説の女になった」とご満悦でした。

そりゃ産後2ヶ月でこれを走りきれたら伝説です!

チャレンジとしては特別だけど

さて今回、お嬢のチャレンジ自体は非常に過酷だったと思います。

産後2ヶ月っていうのはもちろんですが、その前だって自転車にしっかり乗れていなかったでしょうから実際のブランクはもっとあったはずです。

でも、見事に走りきれましたね。

 

女性アスリートの方には非常に勇気づけられる記録ではないでしょうか?

 

寒霞渓4本を登るにあたって大事なのは速さではなくて、体力と精神力だと改めて感じましたね。

現にお嬢はずっと登っているあたしは偉い!とか登ったらコーラが待ってる!とかポジティブなことをずっと喋ってました笑

 

自分には無理かもなーと思われている方は、ぜひ来年チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ゆっくり走ってみても意外と走り切れるもんですよ。

それに、僕を始めとした担当スタッフが徹底的にサポートいたします!!

一緒に得難い達成感を味わってみませんか?

 

とその前に・・・WAVEのスタッフは寒霞渓4本ぐらいサポートしながら余裕で走れるようになりなさい笑

 

ではまた!

関連記事他の記事も要チェックです!

おすすめニュース見逃せない!イチ押し情報