2023/07/27(木)

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岡山店

【岡山店】軽量チューブのススメ:岡山・香川でスポーツ自転車ならWAVE BIKES

日中は外に出たくなくなるような、猛烈な暑さが続いています。皆様いかがお過ごしでしょうか、岡本でございます。

 

本日のご紹介は「軽量チューブ」です。自身のマドンをチューブレスで乗り始めてからはその乗り味が気に入りそこから数年間ずっとチューブレスで乗っています。

なぜここでチューブドに戻すのかと言うと、実はずいぶん以前にTPU(熱可塑性ポリウレタンエストラマー)製の軽量チューブをご紹介したことありました。その当時はその紹介切りで、あまり大きな反響はありませんでした。

ところが昨今、当時紹介した軽量チューブ以外にも各社からTPU製の軽量チューブが軒並み発売されてきたため、そういったトレンドなのかと思い、再度軽量チューブを使ってみようと考えた次第です。

 

今回採用したのはドイツのタイヤメーカー、シュワルベより発売されている軽量チューブ「エアロザン」1本税込み5,500円と結構なお値段ですが、その実力やいかに、、、。

 

 

重量はパッケージに記載の通り、標準重量が45g。数gの個体差はあろうかと思います。

標準的なブチル(ブチルゴム製)チューブが120gでその差は75g。

中身はこんな感じで、黒いブチルゴムのチューブとは見た目からして違います。

以前の記事ではオレンジのチューブもありましたね。

久しぶりにチューブレスをやめてチューブドにして走った感想ですが、チューブレスよりはやや空気圧を高めにしたせいもあってか、やや乗り味は硬くなりました。

走りは前回TPU製チューブを使用したとき同様、転がり抵抗の少なさを強く感じました。これはチューブレスに引けを取りません。高速域での安定感はタイヤの中へ液体(シーラント)を入れているチューブレスに比べると回転バランスが良く、安定している印象です。

 

ちなみに空気圧ですが、ブチルゴムのチューブに比べてTPUのチューブは貫通耐性が高いと言われていますので、少し下げて乗ることも出来ようかと思います。そうするとチューブレスに乗り味も近づけることが出来るのではないでしょうか。

気になるコストや重量を比較

では、チューブレス仕様と、軽量チューブ仕様とではコストや重量はどれくらい違うのでしょうか。

チューブレスタイヤをホイールに組むために必要なものは、チューブレスタイヤ、バルブ、シーラントです。

一方チューブドタイヤは、タイヤ、チューブが必要です。

まずコストをボントレガーのR3タイヤ(700*28c)で比較してみましょう。

チューブレス:タイヤ9,900円、バルブ1,200円(80mm1本)、シーラント約600円

チューブド:タイヤ7,900円、チューブ5,500円

 

ということはチューブレスが11,700円チューブド13,400円とチューブレスに軍配が上がります。もちろん使用するチューブにもよりますので、軽量TPUチューブでもお求めやすい物を使用すると変わってきます。

 

 

続いては重量です、

チューブレス:タイヤ300g、バルブ約5g、シーラント約50g

チューブド:タイヤ225g、チューブ45g

結果、チューブレスは355gチューブドが270gとこちらはチューブドに軍配です。

また重量についても、もう少し軽量のチューブレスタイヤもあるため必ずしもこの通りとはいきませんので参考までに。

結局どっちがいいの

これは金額や重量でもそれぞれ一長一短があり、使用するシーンによってもメリット&デメリットがありますので結局は好みということになってしまいますが、その参考になればと使用シーンにおけるそれぞれのメリット&デメリットも挙げておきます。

 

◎チューブレスのメリット

チューブとタイヤとの摩擦が無く転がりがスムース。空気圧を低くでき乗り心地と接地感がいい。小さなものであればタイヤを何かが貫通して穴が開いても(パンクしても)そのまま走れる。

 

◎チューブド(軽量チューブ)のメリット

回転バランスがいい。いざというときのトラブル対応が容易。より軽い。出先でも入手しやすい。

 

◎チューブレスのデメリット

組み付けが困難(な場合がある)。いざというとき(空気を保持できないほどのパンク)の対応がやや困難。タイヤが高価なことが多い。シーラントメンテナンスが必要。

 

◎チューブドのデメリット

TPUチューブが高価。パンクトラブルはすぐに走行不能になり、ホイールを痛める場合もある。

 

 

といったところでしょうか。これを読んでますます悩まれた方、詳しくはスタッフまでお問い合わせくださいね。

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