2023/06/30(金)

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丸亀店

ツール・ド・フランス2023開幕

今は一周していない

こんにちは、玉ちゃんです。

 

 

今年もいよいよツール・ド・フランスの時期がやってまいりました。

ツール・ド・フランスとは、自転車ロードレースの中でも最高峰のレースです。

約3週間もの間フランスの国内を巡りながら各地で熱いレースを繰り広げていきます。

 

そもそもツール・ド・フランスはフランス語で書くと「(Le) Tour de France」となります。

Tourが一周という意味なので「フランス一周」という意味です。

今からちょうど120年前の1903年初回大会のときは、こんなルートを通っていたみたいです。

(ウィキペディアより引用)

 

少し小さくはあるものの名前通りフランスをぐるっと回っています。

 

では、現在はどうなっているのかというと

上の画像は今年のコースマップですが、もはや直線です。

「traversée de France」のほうが、今年はしっくり来そうです。

 

さらに言えば、今年のスタート地点はスペインのバスク地方からスタートします。

このようにフランス外のスタート地を「グランデパール」と呼びます。

去年は、デンマークからスタートしました。

今年は何に注目すべきか

今年の注目は、何と言ってもチャレンジャーになったポガチャルと前年度の覇者ヴィンゲゴーの総合争いでしょう。

タディ・ポガチャルはUAEチームエミレーツの総合エースで2020年と2021年のツールを連覇した恐るべき24歳です。

元々は対抗馬の本命としては、同郷(スロベニア)で元スキージャンパーのプリモシュ・ログリッチと言われていました。

しかし、蓋を開けてみると2021年にポガチャルのライバルとして表彰台に上がったのは、ログリッチではなく同じユンボ・ヴィズマのヨナス・ヴィンゲゴーでした。

そして、2022年にポガチャルの絶対王政を崩したのもログリッチではなくヴィンゲゴーでした。

 

なので今年は、去年とは真逆の構図での総合争いが繰り広げられることが予想されるでしょう。

ちなみに今年の両者の調子ですが、ポガチャルは春先からパリ~ニースを含め総合優勝2回とロンド・ファン・フラーンデレンを始めとするクラシック3勝など異常な戦績を収めていました。

しかしながら、リエージュ・バストーニュ・リエージュで落車し、手の骨折を折っています。

対してヴィンゲゴーも今年の開幕地であるバスク地方のイツリア・バスク・カントリーで総合優勝。

また、ツール前哨戦であるクリテリウム・ドゥ・ドーフィネも総合優勝するなど直近の調子はかなり仕上がっていると思われます。

 

ただ、ツール・ド・フランスというのは3週間もあるので第三の男が勝利することも十分考えられますが。

 

 

さてもう一つ気になるのは記録の樹立ですね。

同じグランツールでは、イスラエルプレミアテックのデレク・ジーが山岳賞、ポイント賞、中間スプリントポイント賞、総合ブレイクアウェイ(逃げ)賞と総合以外の特別賞ですべて”2位”を獲るという珍記録を打ち立てたのが記憶に新しいです。

ツールで王手がかかっている大記録として注目なのは、なんといっても今季引退のマーク・カヴェンディッシュの最多勝記録の更新です。

現在、ツール・ド・フランス最多勝利数はマーク・カヴェンディッシュとベルギーの伝説の英雄エディ・メルクスの34勝タイです。

つまり、あと1勝できれば単独の最多記録を樹立できるわけです。

ちなみにカベンディッシュは、直前のジロ・デ・イタリアでは最終日のローマで勝利を上げていますので決してチャンスがないとは言えません。

 

とはいえ、ジロ・デ・イタリアではコロナウイルスの蔓延による選手のリタイヤが相次いだり、そもそも山岳が厳しすぎてライバルが少なかったなどの条件が重なった結果とも言えます(とはいえツールも、多分同じ様になるのでカベンディッシュにチャンスがあるとは思います)。

そして、所属チームのアスタナ・カザフスタンからの粋な計らいとして、かつての盟友「マーク・レンショー」がスプリントとリードアウトのコーチとして帯同することが決定しました。

ぜひとも歴史的な記録の樹立に立ち会いたいですね。

知ってると通ぶれるにわか知識

我ながらどうかと思う表題ですが、ツールにまつわる小ネタや単語をいくつかご紹介します。

 

「5勝クラブ」

ツールの最多総合優勝記録をご存知でしょうか?

ズバリ、5勝公式の最多総合優勝数です。

これに該当するのは複数名おります。

・エディ・メルクス

・ベルナール・イノー

・ジャック・アンクティル

・ミゲル・インデュライン

エディ・メルクスは最多区間優勝と最多総合優勝の記録を持っていることになりますね。

ちなみに、次点ではクリス・フルームが4勝と王手をかけています。

しかし、今年で38歳ですし、今年はイスラエル・プレミアテックはマイケル・ウッズで勝負するようなので今後の更新は期待できないでしょう。

 

「幻の7勝」

先程、公式の最多総合優勝は5回と申し上げました。

しかし、非公式となると7回優勝した人がいます。

その名も「ランス・アームストロング」

この人は、現役中にガンを患うという不運に見舞われます。

しかし、闘病の末にガンを克服し、現役復帰!

そして、ツール・ド・フランスで前人未到の7連覇を成し遂げました。

まさに伝説的な活躍です。

しかし、手にした王冠はまさに血で汚れていたものでした。

なんと引退後に、血液ドーピングをしていることが発覚。

これによりツール・ド・フランスの記録は公式より抹消されました。

「日本人の初出場」

ツール・ド・フランスに出られるというのは、自転車選手にとっては大変名誉なことです。

ましてや、後進国である日本人が出ることなんてごく僅かです。

では、初めてツール・ド・フランスに出たのは誰でしょう?

今中大介さんだと思っている方が多いのではないでしょうか?

実は、今中大介さんが1996年に走る70年前にツール・ド・フランスに出場した日本人がいました。

その名も「川室競(カワムロキソウ)」さんです。

 

川室さんは記録によると1926年と1927年にツール・ド・フランスに参加した記録が残っています。

ただ、冒頭に少し触れたように今とは比べ物にはならないイベントであった時代のツール・ド・フランスですので、いずれも第一ステージでDNFとなってしまったようです。

 

当時の登録名は「Kisso Kawamuro」だったようです。

ただ、現在行われているようないわゆる現代(近代)ツール・ド・フランスでの初出場は今中大介さんで間違いありません。

 

 

こういった、一歩踏み込んでツールを味わいたい方は山口和幸さんの名著「ツール・ド・フランス(講談社現代新書)」をぜひ読んでみてください。

Jsportsで観戦しよう!

さて、日本国内でツール・ド・フランスを視聴する場合は、Jsportsがおすすめです。

特にJsportsオンデマンドがオススメです。

Jsportsオンデマンドであれば、自転車だけの視聴パックもあるので無駄なく視聴することも可能です。

また、オンデマンドであればライブ放送はもちろんのことアーカイブも残ります。

なので、期間内であればいつでも何度でも見返す事ができます。

ロードレースは、ヨーロッパが本場なので放送も深夜が多くリアルタイム視聴が難しいのでアーカイブは非常にありがたいです。

また、一部レースを除いてほとんどの放送では、ベテランの解説と実況がつきますので初めての方でも楽しく見ることが可能です。

 

更に、ツール・ド・フランスの第1,6ステージはなんと無料放送があります!!

Youtubeでも配信予定ですので気軽に視聴できますね。

個人的には、無料アカウントが必要ですがJsportsオンデマンドから直接視聴するほうが回線が安定しているのでおすすめです。

無料放送の日は、解説も実況もいつも以上に初めての方に優しく実況解説してくれますので すごく見やすいと思います。

また、なにか質問がある場合もツイッターを利用したQ&Aもあるのでその辺もありがたいですね。

放送時間も長いので結構読んでもらえますし。

 

こんだけ宣伝しても、Jsportsさんからは1銭も広告費は頂いてません笑

 

 

 

興味がある方はこの機会に観戦してみてください!!

ではまた!

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