2019/07/17(水)

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皆生トライアスロンいっていきたby高木

岡山に生きて帰ってきました(笑)高木です。

今年の大目標であった皆生トライアスロンに行ってまいりました。

この大会、スイム3キロ・バイク140キロ・ラン42.2キロで競われる、日本でも最も過酷な大会のひとつでもあります。

前日の開会式の模様です。

いつもは冷房の効いた涼しい会場で開催されますが、今回は会場が違ってました。

扇風機がありましたが、暑かったー・・。

前日の模様は以上!!(笑)

しかし、今年の大会自体は異常なほど涼しかったです。今年出場した方は非常に快適だったと思います。

なんせ、昨年の最高気温がたしか37度くらいありましたから、今回はほんとに涼しくてラッキーでしたね!

↑↑さて、当日の朝です。いつもスイムが不安ですがなんせ涼しいのでトラブルがなければ、なんとか最後まで行けそうでよかった。

スタート前の様子。波が結構高かったですが、少し沖に出れば関係なし。

非常に泳ぎやすかったですね。

なんやかんやで、1時間ちょっとでスイムアップ。スイムはいつも遅いので陸に上がってくればOKです。

さて、涼しいしサイクリングでもするかなーって感じで140キロのバイクパートがスタート。

決して体調が悪かったわけではありませんが、なんせ練習不足がたたりごく平凡なタイムでバイクパートも終了。息も上がってないし、体調も悪くない。いい感じでした。ここまでは・・・・。

今回はここから地獄がまってました。

42.2キロのランパートがはじまりました。

いつもは走り始めで、肺が熱くなる症状が出て、どうしても休憩しないといけないんですが、今回は涼しいのもあって、最初からフツーに走れます。

こりゃ、ラッキー。あとはいつものように淡々と行けば、日が沈む前に帰って来れるな!

と思っていたら、走り始めて、3キロ地点で左足に違和感発生!?

原因はよくわからないんですが、だんだん痛みが増してきて、ついに歩いてしまいました。

まだ走り始めたばっかりなので、いつかは治るだろうと思って、歩いたり走ったりを繰り返していましたが、

どうもダメみたいです。

200メートル走って、また50メートルくらい歩いてをひたすら繰り返しました。

もうタイムは期待できないので、完全に完走狙いに切り替えて、少しずつ前に進みますが、だんだんと痛みも増してきます。

こうなると、普通はリタイヤも考えるんですが、今回はどんな形であれ、どうしても完走だけはしたかったので、どうすればたどり着けるか考えながら、なるべく足にこれ以上ダメージがないように走ります。

とはいえ、まだ35キロもある時点でのこの足の痛みはほんとにたどり着けるかという不安しかない。

それでも、歩いたり走ったりしながら少しずつ前に進みました。

走り始めて12キロを過ぎたあたりから、次々と顔なじみのメンバーとすれ違います。

声を掛け合ってすれ違いますが、どう考えても昨年より早いタイミングでのすれ違い。

だんだん気持ちのほうが下がってきます。

なんのためにやってるんだろう。前に進み続ける意味があるんかなーとか、いらんことばかり考えだします。

その後、あることがおこりました。

実は、当日の朝に同じホテルに泊まっていたMさんがバイクの電動の変速機がまったく動かなくなるトラブルで、スタートぎりぎりまで僕と応援に来ていたうちの代表とでなんとか直そうとしたんですがやはり動かず、あきらめかけたんです。

でも僕は、Mさんに、

「とりあえず、スタートしましょう!!スイムアップしてからまた考えましょう!!」

となかば強引に一緒にスタートだけはしたんです。

が、なんとそのMさんが後ろから僕に追いついてきた!!!!

Mさんは変速しないバイクで140キロを走り切り、その上前を走っていた僕に追いついたんです。

あきらめたらいけない。あきらめなければ何が起こるか分からない!!

Mさんは、僕に、

「高木さん、朝のトラブルがあった時、僕はあきらめていました。僕は今日はもう走れないので、1日みんなの応援をしようと思ってたんです。

でも高木さんに、とりあえずスタート地点に行きましょう!といってもらったからここまでこれたんです。がんばりましょう!」

この出来事に、僕の中のほぼ切れかけていた心のエンジンにスイッチが入りました。

「絶対にゴールにたどり着く!こんな不可能と思える状況を乗り越えてがんばっている仲間がいる。あきらめられない」

そこから心のエンジンだけは掛かりました。が、足は悪化する一方。(泣)

あとは精神力だけです。

足がめちゃくちゃ痛いのであんまり無理すると、足を痛めるなとは思いましたが、もう関係なし。

足が壊れてもいこう!

なんとか21キロの折り返し地点に到着。ここで5分ほどしっかり休憩してストレッチを入念に行いました。

あと半分(21キロ)、がんばろう。

走りだそうと思いましたが、休んだせいで足がさらに痛い・・・。

もう気絶しそうなほどいたい。

そこからまた歩いたり、歩いたり、歩いたり・・・。

折り返してからは、歩く人も出てくるんですが、ちょうどいいペースで歩いたり走ったりしている人がいたので、その人に離されないように必死でついて行きました。

ここからはあんまり覚えてないんですが、まあなんとか少しずつ前に進んでいき、なんとかゴールの陸上競技場が見えるところまでたどり着きました。(たいぶ省略しましたがここまでたどり着くのがまさに地獄でした。)

左足がものすごく痛くてもうまともに走れなかったのですが、陸上競技場の400メートルは走り切ろうと思い、競技場に入ってからかなり頑張りました(笑)

高木がかえってきたー!ということでみんなすごい応援です。あとから帰ってくると応援もすごい(笑)

なんとか400メートルのランをがんばって、感動のゴールへ!

今回はあまりの痛さにはじめて涙がでましたー(笑)。

いやー、なんとか帰ってきました。

なぜ足が痛くなったのかは疑問ですが、単純に練習不足ですかね(笑)。

まあ帰ってきたら、こっちのもんですよ(笑)

と、思ったらゴールテープを切って、芝生に座ろうとした瞬間に、いっぺんにいろんな所がつりました。

しばらくのたうちまわってました(笑)

いやー、やれやれです。

ということで、今回もなんとか完走はできました。

これで、私の5年間のトライアスロンの挑戦も一応、一区切り付いた感じです。

思えば、ちょうど5年前に宮島トライアスロン(ミドル)に挑戦しぼろぼろになりながら完走(笑)。

その後、湯原トラ(ミドル)、倉敷トラ(ショート)、高松トラ(ショート)と完走し、

その翌年に、佐渡トライアスロン(スイム4キロ、バイク190キロ、ラン42.2キロ)でロング初完走。

その後、佐渡トラを3年連続完走、皆生トラも今回で3年連続完走と実績を積みました。

もう、一応トライアスロンを語っても大丈夫かなと思える実績はつめましたので、今後は肩の力を抜いて、もう少し楽しみながらトライアスロンを続けていけたらな。と思ってます。

応援していただいた方、運営・ボランティアの方、すべての方にほんとに感謝です。最高のコンディションのなか過去最低の結果ではありましたが今年もいろんなドラマを楽しませていただきました。

翌日になって足がゾウさんみたいになってしまいました(笑)が、それもいい思い出です。

ほんとにありがとうございました。

さあ、来年はだれが挑戦するんですかねーーー。そろそろ代表、出ましょうね(笑)。

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